○就活経験、無
2023年夏、金が尽きそうになり、ついに働くしかないことに気付いたmentaroはネットで楽な仕事を探し始める。その中でビルメンを勧めていた2chスレがあったことを思い出し、本格的に見てみることに。
ビルメンかつネットの住人であれば誰もが知っているであろうヘタ・レイ氏のサイトに辿り着き、眺める。...コレ、とにかく楽したい人には天国みたいな職じゃないですかぁ。方向性が決まり、30過ぎにして初めての就活がスタート。
転職サイトに登録するも、経歴は大学中退後約10年意識を失っていた男も同然である。とりあえず比較的近所にある2社に応募。書類選考(たぶん人間かどうかぐらいしか見てない)を通過し、面接後は「両方とも採用してもらえそうだな」くらいの舐め具合だったが数日後にお祈り×2。
入社時期と給料日を考えると既に大ピンチである。もうビルメンにこだわってる場合でもなくなり追加で5社受けたところ、書類落ち1、面接落ち1、採用3という結果。
ビルメンA社 給料は一番安い。残業10h?。楽そう。
他業種B社 給料Aより若干上。残業10~20h?。楽そう。
他業種C社 給料はかなり上。残業30h~?。運転多め(あまり好きじゃない)。
C社は面接時の「場合によっては休日呼び出されることもあります」が効き過ぎてNo。最終的にはビルメンか、そうでないかの選択となったが、ヘタレイ氏はじめビルメン系ブログ・動画投稿してる方々のマインドがあまりにも自分寄りに思えてきてならなかったため、A社にお世話になることに。
○A社での面接
営業所の男性1、女性1を相手にしての対面面接。
「う~ん、運転免許以外には何もお持ちでないんですよね?」
この言葉に、2社面接落ち時のヤバい雰囲気を感じ取り即座に反応。
mentaro「採っていただいた暁には資格バンバン取っていきますんで!とりあえず危険物(←よくわかってない)と...来月○日に応募締め切りの電工(←よくわかってない)なんかも受けるつもりです!」
熱烈勉強アピールが効いたかは定かでないが、すぐに採用の連絡をもらう。入社のハードルが低いと評判のビルメンも流石に無資格モンには厳しかったかと反省している中での電話は、かなり嬉しかった。
○現場顔合わせ
入社前に一度現場に向かい、現場リーダーの方々に挨拶。
ピリッとした雰囲気の主任「脱引きこもりというなら選択肢いろいろあると思うけど、どうしてわざわざウチに来たの?」
mentaro「(どうせ面接は受かってるし正直に言おう) ネットで調べて...忙しく駆けずり回ったりノルマに追われる感じではなさそうと思って選びました。ハードすぎない所が良いと思って...」
主任「ほ~ん、ウチが果たしてそんな感じかは人に依るぞ。まぁ頑張って。」
mentaro「ハイッ ガンバリマス!」
帰り際、めちゃくちゃ暑そうな中ボイラー室で作業している人の側を通り過ぎ、「一日中ここで作業させられたら死ぬな...」と若干の不安が湧くも、それは全くの杞憂に終わるのであった。次回に続く。