無からのビルメン

無職、無資格、職歴無からの再スタート

バスに乗り遅れるな

 

出典は完全にネガティブなイメージのある言葉ですね。今回の記事で言いたいことは「電験受けようか悩んでいるなら、始めるのは今が最適」これに尽きます。

 

もう1週間以上前になりますが、電験三種のいわゆる本試験が行われ、Twitterの界隈ではかなりの盛り上がりを見せておりました。内容としては「過去問・ラッシュが継続!難易度低下のまま!」というものです。それに伴い、難易度が高いとされていた頃に取得した方々が苦言を呈し、まさに今受けようとしている or 今回で受かった方々がそれを煙たがるという図式で、少しばかりギスギスした雰囲気になっている場面も何度か目撃しましたね。

 

電験のレベルも 堕ちたものだ......」と烈海王のようなことを言っている人が一介の電験持ちビルメンならば、簡悔の気持ち自体はわかります。

電験関係の講座やコミュニティを開いていたり、動画を上げてたり、本を出している人→どうして裏で納めずにこんな場所で言ったの?

という猿空間になりかけていたのでちょっとびっくりしました。自分から客をバカにしていくのか...(困惑)

 

さて、現在電験持ちの需要に対して合格者の数が追いついていない状況で、受からせるためにこれまでよりだいぶ簡単に(というよりは過去問の丸コピ)するようになったのがここ1~2年ほどと最近のことのようです。私は未受験者で過去問もまだ10年分しか目を通していませんが、それ以前にもそのままの形で出題された問題は確認できました。3月の試験ではそれに輪をかけて過去問と全く同じ内容&選択肢になる問題が増加したみたいですね。

 

只今絶賛勉強中である私としては「めっちゃラッキー!」の一言です。前にも同じことを書きましたが...Twitterでわざわざアカウントを作ってまでモチベを高めようとしている人間を平均すると、全受験者の平均と比べればかなり点数が上の方に収束するはずです。やみくもに勉強して、出題傾向も特に気にすることなく本番を迎え、「こんな試験難しすぎて話になら~ん!」と途中退出する人がわんさかいるはずですから。そういう人たちは結局受からないわけで、いくら出題傾向が変わったといっても合格率50%の試験にはなり得ません。むしろ情報をいち早く掴んでハイパー過去問研究モードに突入できる我々が一方的に有利になっているだけですよね。

 

しかし...選択肢まで含めて丸々同じ且つ合格率がこれほど低いという試験に遭遇したのは、私は初めてです。これは未曾有の大チャンスだと思っています。なんなら現場でも少しやる気ありそうな人には受験を勧めて回っているくらいです(やや無責任か)。

 

私の会社ではもし取得できれば資格手当で月給が一万数千円もらえます。合格率が明確に上昇したからといって手当を減らすのはあまり現実的でなく、起こったとして数年もしくはそれ以上あとの話です。電験受験界隈という、おそらく日本で最も難易度変化に敏感な狭い界隈を除いて、世間的な評価も大きく変わるわけではありません。

 

さらに、あくまで個人の予想として、このボーナスタイムは永続ではないと考えています。CBT試験導入に伴う体制の移行の隙を突いて過去問・ラッシュ期があっただけで、ひょっとしたら自分が受ける7月試験の時点で新規の割合が増えているかもしれません。それでも突然ガラリと変えてほぼ全てが新規問題、とはならないでしょう。諸々踏まえて、自分には一生縁のない資格だ!という人はともかく、いつか受けるのなら他試験の後回しにするよりは、やはり今受ける準備をするのが最善だと思います。

 

7月に私が全落ちしたらこの記事は自動的に消去されます。恥ずかしさ追い込み勉強法

仕事のネタはありません

 

最近資格や勉強の記事ばかりになっていたので、久々にビルメンとしての話です。ツイートだけ見てる人からしたら「コイツ本当に働いてんのか?電験の勉強だけしに図書館にでも行ってるんじゃ?」と思われても仕方ないくらい設備の話してません。そもそもなぜメインである仕事の話が少ないのかというと、理由は大きく分けて2つあります。

 

まず今日の話と関係の薄い方から。「ビルメン ブログ」とかで検索して上位にヒットしそうな方々によって、通りいっぺんの内容はすでに紹介され尽くしてるんですよね。分電盤動力盤ポンプ空調各種槽などの点検から、フィルターの洗浄交換、ボイラーブローなどなど。ビルメン青村さんみたいにわざわざ絵まで描いてメガーの使い方を説明してる人まで居ます。

それに、この記事を見ているのはほとんどがTwitter経由で来てくださった方で、おそらくビルメンかそれに準ずる仕事をしている人でしょうから、私が改めて「ウチではこうやって点検してるよw」なんて書いても知っとるわ!という話ばかりになってしまうでしょう、という言い訳。

 

そして今日のテーマでもある最大の理由が、「トラブル対応に駆り出されないから」という点です。私の職場は敷地面積もそうですがかな~り広い現場です。日勤の時間帯には、日勤者と夜勤者合わせて二十人程度が作業に当たっています。そのため班ごと数名づつに別れ、1日分の仕事をほぼ専業に振り分けています。いくつか前の記事でも少し触れましたが、管球交換やいわゆるお客様対応は夜勤者+責任者クラスの役目になっており、こちらが点検項目の書類をまとめている間に「◯◯棟のポンプに不具合が出たらしい」「モーターに異常あるから交換しよう」等とドヤドヤ動き、工作室にある謎の機械で部品を作ったりしています。それで結構な割合でなんとか処置してしまうのだから感心してしまいます。

 

じゃあ、私がここにウン年間居たら彼らのようになれるかというと、それは厳しいでしょう。そもそもキミは長くここに居ないだろうから...という目線で見られている感覚があるので、まず夜勤の打診が来ないと思います。いざ転職したときに「フム...設備管理経験◯年やってたんなら、これくらいの軽修理はしてもらえるかな?」「ア...ヤッタコトナイデス...」という会話をしている姿が目に浮かびますね。というわけで、変わったことが起きない平和な日々を繰り返しているため記事にするネタもぜ~んぜん発生しないのでした。mentaroのビルメンブログ、完。

 

ただ、ここまで書いてきた内容は愚痴でもなんでもないんですよね。事実として同じ仕事ばかり振られるので楽です。これは今まで激務で疲れた人や、仕事の経験が少ない人でも正社員として問題なく働き始められるという環境であることを意味しています。前者は先輩にゴロゴロいますし、後者は私そのものです。

 

もしも自分が定年近い年齢であれば、この仕事に何も文句なく点検して雑談して帰って飯食って風呂入って寝て満足です。ただ、"空白のディケイド(無職期間)"を終えて社会に還ってきた30代前半の者としてはもうちょい成長、有り体に言えば給料良いとこ目指せるよなという欲が生まれる環境でもあるんですよね。将来どうなるかはわからなくとも、ビルメン前提なら電験はじめ上位資格がそのためのルートで~という話をするといつものオチになってしまうので、今回は省略で。

 

何事も捉え方次第。「楽だけど成長はないよ」「代わり映えしないけど、楽だよ」

【資格取得記 3】第二種冷凍機械責任者

 

【受験機会】年に1回(11月)。県ごとに実施。

【受験資格】必要なし

【受験料】11100円

【申請費用】3400円+簡易書留代400円程度。書留代は片道分だけでよく、追加の切手等も不要。

【期間】

・試験から発表まで...40日程度

・発表から結果はがき到着まで...1週間程度

・免状申請から手元到着まで...2~4週間 (私は3週間+1日で届きました。)


【科目】「法令」「保安管理技術」「学識」の3つ

【合格点】正答率60% (科目のうち一つでも50%以下なら不合格)

私の結果は法令80、保安管理技術80、学識90でした。

例年は学識の方が保安管理技術よりやや難しく、法令は直前詰め込みでもなんとかなる程度なのですが、令和5年度は明らかに学識と保安管理の難易度が逆転していました。

 

【使用教材】

・ゼロから始める 2種冷凍試験 (オーム社)

EchoLand (個人サイト。通称エコラン。信じられないことに完全無料。)

過去問はエコランに掲載されている分で十分な学習ができました。

 

【勉強方法】

乙4学習時の反省で1周目をじっくり読みその後問題を解く方針にしましたが、ハッキリ言ってあまり頭に入っては来ず効率はよくありませんでした。一応冷凍サイクルの図を描いたり、どのパーツが、何の目的で、どこの部分に装着されているか等をまとめる等して勉強を進めていましたが、問題は解けず焦るばかり...

 

当時試験の日程が、乙4...10月中旬、電工学科...10月下旬、冷凍...11月2週目と、かなりタイトでした。乙4が終わり電工と冷凍を並行して勉強していた頃、上記の焦りが大きくなった私は方針転換をし、理解する勉強から「とりあえず合格してしまえば官軍」法に変えました。具体的にはEchoLandの問題を片っ端から眺めて正誤を判定し、管理人の説明を読んでも納得できなかった部分だけをゼロから始める~で参照するというやり方です。当然一周目は全く解けるわけがないので、管理人の説明を頭に入れていくだけの作業になります。これを開始した途端、ゼロから~は必要最低限の説明を完結にまとめている良書だと感じられるようになりました。

 

EchoLandは分野ごとに出題される問題をまとめてあるため、忘却する前に記憶を叩き込みやすいです。全体を2~3周程度する頃には(内部の機構はわからなくとも)記述が◯か✕かを判定する力はだいぶ向上していました。

 

上記をこなした後、点数に結びつける方法として、学識、保安共に"◯問目に出題される分野"というのがほぼ決まっているため、過去問を回して正答率の低い分野は再度エコラン、参考書に戻って苦手を埋めるやり方にシフトしました。効果はてきめんでした。

 

学識の計算2問はエコランの公式6つを覚えるだけで取れるサービス問題なので、必ずゲットします。他8問はガス協会が意地悪だといくらでも難化させられますが、計算は同じパターンで平易です。勉強すれば「計算で落とすわけがない。残り8問中4問正解すれば合格だ」というレベルまで自信が付くでしょう。

 

法規は3つある科目の中でも一番楽で、やることは乙4の法律暗記とほぼ同じです。私は試験前週の土日で一気に暗記し、その後平日に少しづつ過去問を回して定着させました。

 

試験直前の時点で過去問を解くと法令は8~9割、保安はほぼ100、学識は7~8割くらい取れれおり、たぶん受かるだろうという状態で臨めました。もしも全てギリギリかな~という程度の理解度だった場合、去年の難化した保安で60点取るのは厳しかったかもしれません。直前まで勉強ペースを緩めなくて正解でした。

 

冷凍試験では「二種と三種は難易度があまり変わらないので、一気に二種を受けたほうがいい」とよく言われます。しかし、ざっとR5年度の問題を眺めただけでも難易度が同じ...とは言い難いのではないかと感じました(法規はほぼ同じです)。

私自身の経験としてはいきなり二種を受験してうまくいきましたが、仕事中に参考書を眺められる環境にない人や、本気を出すのが直前になりそうな人にはオススメしません。1年に1度の試験なので、4点セットの中では特に力入れて絶対落としたくないという気持ちで学習ができるなら、飛ばしても良いのかなと思います。

 

理解を多少諦めてでもとにかく合格さえできれば良いのなら、過去問類似の問われ方が多いこともありそれほど難しい試験ではないかもしれません。「やるからには機械の仕組みをキッチリ学んで仕事に役立てるぞ!」と強い意志を持って参考書を進める人にとっては、結構な勉強時間を取られる。全体としてはそんな感想です。

 

 

【資格取得記 2】第二種電気工事士

【受験機会】年に2回

上期: 学科5月下旬-技能7月下旬。 下期: 学科10月下旬-技能12月下旬。県ごとに実施。

【受験資格】必要なし

【受験料】9300円(ネット経由。郵便の場合9600円)

【申請費用】5300円 (た、高い!)

電気工事士は実技試験がある関係上、まっさらな状態からであれば工具や材料を購入する必要があります。それを含めて考えると、

受験9300 + 申請5300 +ホーザンの工具&材料1回分セット44000 +材料買い足し分5000↑

で、ざっくり見ても6万5千円、材料代をケチったとしても5万円程度はかかってしまう計算になります。よって「資格手当で費用を回収するぞ!」というよりは、一生モノの資格が手に入り電気関係の仕事に就きやすくなる点などを考慮して受験を決意すべきだと思います。

 

【期間】

・試験から発表まで...30日程度

・発表から結果はがき到着まで...10日程度?

免状が届くまでの日数も含めて、後で追記します。

【科目】学科50問各2点。時間120分。(間違いなく余る)

実技1問 制限時間40分。(スピード勝負!)

【合格点】学科は正答率60%、実技は課題完成且つ欠陥がないこと。

私の学科は92点でした。

【使用教材】第2種電気工事士筆記試験 すい~っと合格 (オーム社)

この本は紙で買っても電子書籍として読めるコードが付属しているので、堂々と本をひろげて勉強できる環境にない人でもスマホだけで学習ができオススメです。

【勉強方法】

学科については上記の本を繰り返し読み、ひたすら暗記しました。とにかく部品や道具の名前と写真が一致し、接地や流せる電流の数字等を覚えれば点数に即、結びついてきます。

複線図が最初は全くわからず苦戦。冷凍機械の試験も迫っていたため捨てるか迷いましたが、結局しっかりやりました。5問分×2点の複線図を捨てると90点満点になりますが、そのうち60取れれば一応通ります。とにかく合格さえできればよいが直前すぎて時間がないという方は捨ても選択肢になるかもしれません。しかし、どうせ実技の練習時にしっかり描くようになるので先に仕上げられれば無駄がなくなりますね。

 

「どの程度まで」しっかり覚えればよいかを確かめるため、まだ到底合格などできないだろうという段階でも早めに過去問を解くことに非常に効果のある試験です。使い回されていたり中身がほぼ同じという問題も多数出るので、一通り参考書を読んだら過去問数年分を解きましょう。それでも全く手応えがないという場合は参考書に戻り暗記...そして過去問に再トライ!というサイクルで合格点に近づいていけるはずです。

 

(効率の良さそうな方法)

テキストを薄くでも良いので3周程度読む→過去問を見て傾向を把握→テキストと過去問往復。直前期はとにかく過去問

優先順位

①道具や数字の暗記を確実にし、得点源にする

②7問ある計算問題のうち比較的ラクな4~5問を攻略する(最悪、解法暗記)

③複線図を描けるようにし、最小心線数問題に備える

④余裕があれば理論の中でも三相等が関わる難しい問題をチェックする

60点を取るだけなら、②までがだいたい出来てればOK!

 

実技の方ですが、冷凍の試験が終わった後は完全に浮かれていたこともあり10日前まで手つかずでした。社内に上期の試験で合格した方が居たため運良く工具と材料を借りることができ、ビルメンの利点である待機時間を使ってとにかく数をこなしてスピードを上げることに全力を注ぎました。制限時間は40分ですが、最初の頃は完成までにその倍以上かかっておりしかも欠陥も多数、という有り様でした。「こんなん合格するなんて皆凄すぎない?」と絶望感が襲いましたが、そこから1日3~4問のペースで組んではポイを繰り返し、省略を挟みながらも2周程度し、組む早さは劇的に改善しました。本番前の時点で多分受かるだろうという心の余裕を持てたことは大きいです。

 

実技に関して言えることは、最初は寸法や欠陥などの細かいことは気にせず、とにかく仕上げるのが大事という点に尽きます。めちゃくちゃな作品でもとりあえず組み上げた後には「あぁ、多少長さがズレてても結局平気なんだな」「自分はのの字曲げが苦手だから、先に終わらせて精神的に余裕を持たせたほうが良いんだな」等々、色々とわかってきて捗るはずです。逆にじっくり、じ~っくりとメモをしながら1問を解く練習をしても作業スピードの改善という意味では効率が悪いです。(※練習期間がたっぷり取れる人ならその方が確実ですが...)

繰り返しになりますがまずスピードを身に着け、完成度はそこから徐々に上げていく方法で対処すべき試験だと感じました。

 

 

"割り切り"で脳力の衰えをカバーする

 

勉強を真面目にやっていたのは18まで。大学に入ってから遊び三昧で自習を一切しなくなりレールを転がり落ちるように中退し、長いニート生活を送っていた私。ハッキリ言って10年以上ゲームしかしていませんでした。頭を使う機会なんて...あったかな?ゲーム内のアイテム買う順番やモブ殴るルートはビシッと覚えていたわけですが、そんなことは5歳児にもできます。途中でバイトしようと思い立った期間も少しだけあったのですが、給料振り込む口座作る際に自分の職業の漢字が書けなくて銀行のお姉さんに驚愕の表情をされましたね。

そんなわけでビルメンになると決まった際にも「簡単な資格をいくつか取ってとりあえずの居場所だけでもつくろう。どうせ脳は10代の頃に比べ劣化しているから上位資格狙っても話にならないだろう。」と考えておりました。

 

電験三種の勉強を始めてから真っ先に感じたこと、それは昔よりも理解できる項目が増えてそうでハッピー!という点です。大学受験当時、理系の私が苦手としていた科目は化学の無機分野と、物理の電磁気でした。

 

暗記に関しては今も苦手です。頭脳明晰そうな方々が「暗記する項目に無理矢理でも繋がり、ストーリーを作って覚えてしまえば良い」等と発信していますがそれが出来たら苦労はしません。凡人はそんなこと言われても自作の語呂すら覚えるのに時間を費やします。だからある程度仕方ないという諦めの境地におり、今後暗記主体の資格を狙う際に改善すべき課題ですね。

 

翻って電磁気はいくら目に見えないとはいえ現象をイメージできればあとは式をこねるだけなので、センスのある人は演習を繰り返せば基本問題を進めることが可能で、私は置いてきぼりになる側でした。義務教育で基礎を習ったときに「電流はプラスからマイナスに流れますよ」と教えられて「電池の上から下まで流れれば最短距離でプラス→マイナスじゃないか。なぜ銅線なんか通って遠回りする上に自分の想像と逆向きなんだろう?」と考え込んだ時点で運命は決まりました。目に見えない現象は納得できない悪癖は結局大学受験を終えるまで治ることはなかったのです。

 

そして、現在。もはや全てを理解してから先に進もうとする殊勝な私はありません。とりあえず与えられたのがこの公式で、問題を解くうちに式の意味がわかってくるだろうという"割り切り"をいつの間にやら身につけていたのが功を奏して、明らかに昔より勉強の効率が上がっていると実感しています。最近も「あ~っ、アドミタンスYの説明わけわかんねぇよ」と文句垂れながらみんほし問題編を周回していたのですが、3周目でおぼろげながら適用すべき条件のようなモノが見えてきました。たぶんあと3周くらいしたら本番でもこれはアドミタンスで計算する問題だなとなんとなくわかってきて、無理矢理にでも2択くらいに絞れそうな感覚があります。最終的に60点を取るのが目的なら、深追いしてドツボにハマるよりかはそのくらいで良いんじゃないかと思います。

 

この浅~く流して周回を重ねる方式が正解かどうかは夏に試験の採点が終わった後に結論を出すこととしましょう。まだ理論と電力しか手を付けていない人間の考えなので、機械が動作のイメージ掴めないと話にならないような科目だったらまた考えは変わるかもしれませんし。

 

結局何が言いたいのかというと"加齢や環境による脳の衰え"は案外気に病むほどではないんじゃないかと勉強の中で気付いて嬉しかった、ということに尽きますね。老獪な勉強法がいつの間にか備わっていたのか、ビルメンの資格は60点合格のテストが多いからこの考えに至ったのか、それとも脳はいったん磨き始めると輝きを取り戻すのに時間がかからないのか。ビルメン5ヶ月目、点検表の備考欄に記入する漢字で悩むことはなくなりました(初月は本当にひどかった...)。何かを始めるのに遅すぎることはないのかも。

 

実は起こってる?人間関係バトル!

 

入社してすぐ、新人研修の為営業所に呼ばれたとき「現場の方もいい人ばかりで今のところ問題ないですよ」と話したところ「......本当ですか?(驚いた顔) ひょっとしたらそれは今のうちだけかもしれませんよ 何かあったら連絡してください」との答えが返ってきました。そこはかとなく闇を感じたのですが、私はのんき野郎なのでいわゆるクセがあると言われている人と一緒に仕事をしていてもよっぽど(怒鳴ったり小突いてくるような)のことでなければ気にならないタチで、半年近くのほほんと過ごしてきました。

 

少し前に先輩のAさんが突然別現場へと異動になりました。送り出すときも円満っぽい雰囲気で、向こうで人が辞めたとかの都合だろうなと思っていたのですが真相は違ったようです。Aさんは端から見ても確かにやる気なさそうなタイプの方でしたが、B主任にはそれが気に食わなかったらしく、様々に働きかけてAさんは飛ばされた、とのことでした。自分から動く人材だけを側に置いておきたかったみたいです。

この一件で思ったのは、実は裏では意外と人間関係バトルが繰り広げられてるのかもしれないということです。ビルメンツイッタラー諸氏の「上司がこんなクソ野郎でした...」「どうしようもない若造が居て...」という愚痴の数々にはだいぶ誇張があるだろうなと話半分で眺めていたのですが、単純に私が機微に疎くて気付かないだけの可能性が出てきました。でもそれって考えようによっては結構強みのような...

 

さて、Aさんの異動が自分にどう影響してくるでしょうか。社会経験の薄い私には想像することしかできません。もしもしっかり動く感じの人が入って来たら、一時的に私の仕事量は今までAさんから任されていた書類分、減るかもしれません。しかし、仮にこの流れが続いてしまい、キビキビ動くのが求められる現場になってしまったとしたら...?

これまで目視で済ませていた部分にハシゴをかけて登ったり、マンホール固くて開かないからスルーで良いよとしていた槽を確認するのが当然!になったらと考えると恐ろしいです。こちらの給料は変わらないわけですからね。

 

ま、怖がっていても結局なるようにしかならないので、こののんびりした雰囲気の職場が変わってしまったとき自分もヨソに動けるように、他人にわかりやすい指標である資格を身に着けてコツコツパワーアップを狙うしかない!という結論になってしまいますね。

 

時間の使い方が下手すぎるので分析してみる

 

17:30 定時・着替え

17:50 帰宅

18:00 カードゲーム、ウマ娘、ブルアカ、エロソシャゲのミッションを同時にまわす

19:30 買い物

20:00 夕飯

20:15 ネットサーフィン

23:00 気付いたらこんな時間。お湯を張って、風呂でもスマホでダラダラ。

24:30 そろそろ寝るか!

 

最近はおデブ解消目的に週3で走り始めたため、余計に圧迫されて寝るのが遅くなっている。数ヶ月前まで24時間やりたい放題の無職だった状態からすると働いているぶん一応がんばっていると言えなくもないが、電験をあわよくば半年程度で狙えないかと考えてる人間としては、あまりに怠惰すぎる...。

 

いきなり「ゲーム全部やめて勉強時間に回します!」と宣言しても守れないことは自明なので、改善案。

・カードゲーム(1時間くらいとられる)は休止する。ウマ/ブルアカ/エロゲもスタミナ消費だけなら30分で終わる。

・ネットサーフィンの時間は1.5h程度に抑える。

 

この2点だけでも実現できれば、18:30~19:30の1h、夕飯後1hの、計2h程度を電験の勉強に充てることが可能になる。平日はひと月に20日前後あるので40h。本番をCBTで受けると仮定して7月上旬までに250hが確保できる。

会社で勉強に回せるのは1日3~4h程度だろうから、あとは休日に鋼の意志があれば合格に必要と言われている1000時間をギリ確保できなくもない。ここまでを文章にすることで、ようやく結構タイトだと理解した。

もしも1年計画にして再来年の2月? 3月?の受験を目指すと設定してしまったら、間違いなくダレる人間である(緻密な自己分析)。来年7月を最初で最後のチャンスくらいに考えて、追い込んでいけるようにしたい。