無からのビルメン

無職、無資格、職歴無からの再スタート

仕事のネタはありません

 

最近資格や勉強の記事ばかりになっていたので、久々にビルメンとしての話です。ツイートだけ見てる人からしたら「コイツ本当に働いてんのか?電験の勉強だけしに図書館にでも行ってるんじゃ?」と思われても仕方ないくらい設備の話してません。そもそもなぜメインである仕事の話が少ないのかというと、理由は大きく分けて2つあります。

 

まず今日の話と関係の薄い方から。「ビルメン ブログ」とかで検索して上位にヒットしそうな方々によって、通りいっぺんの内容はすでに紹介され尽くしてるんですよね。分電盤動力盤ポンプ空調各種槽などの点検から、フィルターの洗浄交換、ボイラーブローなどなど。ビルメン青村さんみたいにわざわざ絵まで描いてメガーの使い方を説明してる人まで居ます。

それに、この記事を見ているのはほとんどがTwitter経由で来てくださった方で、おそらくビルメンかそれに準ずる仕事をしている人でしょうから、私が改めて「ウチではこうやって点検してるよw」なんて書いても知っとるわ!という話ばかりになってしまうでしょう、という言い訳。

 

そして今日のテーマでもある最大の理由が、「トラブル対応に駆り出されないから」という点です。私の職場は敷地面積もそうですがかな~り広い現場です。日勤の時間帯には、日勤者と夜勤者合わせて二十人程度が作業に当たっています。そのため班ごと数名づつに別れ、1日分の仕事をほぼ専業に振り分けています。いくつか前の記事でも少し触れましたが、管球交換やいわゆるお客様対応は夜勤者+責任者クラスの役目になっており、こちらが点検項目の書類をまとめている間に「◯◯棟のポンプに不具合が出たらしい」「モーターに異常あるから交換しよう」等とドヤドヤ動き、工作室にある謎の機械で部品を作ったりしています。それで結構な割合でなんとか処置してしまうのだから感心してしまいます。

 

じゃあ、私がここにウン年間居たら彼らのようになれるかというと、それは厳しいでしょう。そもそもキミは長くここに居ないだろうから...という目線で見られている感覚があるので、まず夜勤の打診が来ないと思います。いざ転職したときに「フム...設備管理経験◯年やってたんなら、これくらいの軽修理はしてもらえるかな?」「ア...ヤッタコトナイデス...」という会話をしている姿が目に浮かびますね。というわけで、変わったことが起きない平和な日々を繰り返しているため記事にするネタもぜ~んぜん発生しないのでした。mentaroのビルメンブログ、完。

 

ただ、ここまで書いてきた内容は愚痴でもなんでもないんですよね。事実として同じ仕事ばかり振られるので楽です。これは今まで激務で疲れた人や、仕事の経験が少ない人でも正社員として問題なく働き始められるという環境であることを意味しています。前者は先輩にゴロゴロいますし、後者は私そのものです。

 

もしも自分が定年近い年齢であれば、この仕事に何も文句なく点検して雑談して帰って飯食って風呂入って寝て満足です。ただ、"空白のディケイド(無職期間)"を終えて社会に還ってきた30代前半の者としてはもうちょい成長、有り体に言えば給料良いとこ目指せるよなという欲が生まれる環境でもあるんですよね。将来どうなるかはわからなくとも、ビルメン前提なら電験はじめ上位資格がそのためのルートで~という話をするといつものオチになってしまうので、今回は省略で。

 

何事も捉え方次第。「楽だけど成長はないよ」「代わり映えしないけど、楽だよ」